(39, 27) 2-bit ランダム誤り訂正符号
概要
この (39, 27) 符号は 2 ビットまでのランダム誤りの訂正と 3 ビットのランダム誤りを検出することが出来ます。
また符号語の全ビットが 1 になった場合にも訂正不可能な誤りとして検出することができます。
この符号は誤り訂正前のビットエラーレートを Pi 訂正後を Po とすると
Po ≒ 703 Pi3 が見込まれます。
(39, 27) 符号 誤り訂正デモンストレーション
⚠️ Demo の実行には
Java 8 のインストール と
例外サイトへの追加 が必要です。
- Send code の Data 部分をクリックすると該当ビットを反転出来ます。
- Error bit の任意の部分をクリックすると該当ビットを反転出来ます。
- 最初はランダムな値の Data とランダムな1ビットの誤りになっています。
- タイトル部分をクリックすると Information data がランダムに変更されます。
- Auto run 部分をクリックすると誤りテストを自動的に実行します。
- 左が 1 bit 誤り、中央が 2 bit ランダム誤り、右が 3 bit ランダム誤りのテストになっています。
(39,24) 符号について
文献を探せばきっとあるのではとは思うのですが、この (39, 27) 符号は計算機探索によって
見つけ出した生成多項式
GP(X) = X12 + X11 + X9
+ X5 + X + 1 … (1)
の符号です。
この符号から情報ビットを 3 ビット削除した (36, 24) 符号が使い勝手が良さそうです。
この (36, 24) 符号の場合には 2 ビットランダム誤り訂正に加え 4 ビットバースト誤りの訂正も可能です。
4 ビットバースト誤り訂正まで行った場合の 3 ビットランダム誤りの検出率は約 96 % になります。
参考文献
- 符号理論, 今井秀樹, 電子情報通信学会, ISBN4-88552-090-8
SEE ALSO
2元 BCH 符号及びバースト誤り訂正符号
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