工具結び / Tool hitch (仮称)
細田 隆之
Jan. 28, 2007
アンテナ工事とか屋根上作業時にラチェットとかマルチツールとかをぶら下げておくのに、
工具が揺れにくい結び方を必要に迫られて編み出した(つもりな)ので、
紹介させて頂きたいと思います。
特徴は
- 工具とエイトノット的な結び目の間をループで締めてテーパー状になった結び目で工具を押えるようになるので工具が揺れにくい。
- 工具を落したりして急なテンションがかかった場合にはテーパー部分がストレインリリーフ兼ダンパーとして働くため工具が跳ねにくい。
- テンションがロープにまっすぐにかかるのでロープが痛みにくい。(もやい結び等では破断強度が引張り強度の半分程に低下することがある。)
- 解き易さはもやい結び程度だが、自然には簡単には解けない。
といったところです。
工具結び(Tool hitch) の結び方
工具のソングホールにロープをエイトノット風に通す。
端のループを工具にくぐらせる。
工具が大きい場合はロープ端側からループ部をくぐらせてもよい。
そのループを工具よりに寄せつつ締める。
ループ端から順に締めると綺麗にまとまる。
ロープ元を引締めて完成。
別の角度から。
工具側を片方にだけ輪を通して締めてるのも考えていて、こちらは「片工具結び(Single tool hitch)」と仮称してます。
片工具結び (Single tool hitch)
実はこの結び方は息子の初節句のときに鯉のぼりのマストを建てながら考え出したものです。
私は仮に「工具結び」と呼んでいますが、
もしこの結び方がもし既に知られてるものでしたら結び方の名前とかお教え頂けると幸いです。
© 2000 Takayuki HOSODA.