なんちゃって短歌・川柳


桜の京都で結納
桜より乱れ咲く恋嵐山澤を巡りて松に降りつる

春待ちて詠める
白雪はあしたのまつの花なれととけてそ春のむめかほるらむ

デート
初雪にひとつ散りたるもみじ葉のこほりて秋の形見なるらむ

ちょっとパクリ
かにかくにともこは恋し寝るときも枕の腕に息のかかるる

アマチュア無線
青空は窓ならからむ地球から夢解き放ち新しきひを

愛してる
朝焼けに息凍る道霜踏みて手を振るともこ留守番のゴマ

伊豆ツーリング
秋月夜伊豆の真砂に寄せる波遠くに聞きついびき重ねる

かたつむり
雨露に輝く伊豆の紫陽花を映して眠るカウルの破片

甲府
迷い道山道十里を抜けたらば朝日に霞む葡萄の畑

背景雑音
ちはやぶる神代の光何処にぞホワイトノイズに想いめぐらむ


箱根新道
ダウンヒルスコールハイドロ夕涼み

箱根ターンパイク
ドリフトのつもりがグリップハイサイド

奥多摩の林道
転倒し星空みれば虫の声


© 2000 Takayuki HOSODA.
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